2021年6月2日

新興セルビックとセイコーエプソンが共に歴史を刻み始めて3年が経ちました。小型成形プロセスを一段と進化させた「PRECISION FORMER」を発表し、また様々な金型や、成形作業の自動化開発などを通じて部品製造の課題に取り組んでまいりました。あらためて思うことは両者が出会うべくして出会えたのだということです。従来の常識を破る成形プロセスの開発、改良を続けてきた新興セルビック。そして、「省・小・精」の生産技術を積み重ねてきたセイコーエプソン。その思いは、「小さいものを小さくつくる」という理想でつながっていました。私たちは、ここにあらためて一体感を強め、ものづくりの未来に向けたスタートを切ることにしました。

AI、ロボット、IoT、3Dプリンターにバイオマス素材など、ものづくりの世界のトレンドが指し示している先には何があるのでしょうか。持続可能で豊かな世界へと進んでいるでしょうか。私たちは「良い物を大切に使う」という「物」との接し方の基本を重んじ、より大切に使っていただけるような良いものを作りたい。資源効率の追求やコスト改善はもちろん、「良いものを作る」というものづくりの本質をお客様とともに追求していきたいと考えております。

今、エプソンテックフオルムはまさにスタートしたところです。両社で育んできた技術の積み重ねを背景に、新しい時代に対し挑戦していく気概を持って、ものづくりの課題に向かってまいります。今後ともご指導、ご期待をよろしくお願いいたします。