エプソンテックフオルムは「小さいものを小さくつくる」ご提案を行っています。会社設立の背景と経緯を振り返りながら、エプソンテックフオルムの成り立ちを紹介します。
設立の背景
エプソンテックフオルムは、2021年6月に設立されました。この設立は、セイコーエプソンが新興セルビックに出資し、2018年6月に完全子会社化したことによるものです。新興セルビックは1987年に新興金型として創業し、長い歴史を持っています。小型・精密部品の成形を追求し続けた結果、2004年9月には小型射出成形機の開発に成功、その技術がセイコーエプソンの目指す「省(しょう)・小(しょう)・精(せい)の技術」と合致しておりました。
設立のきっかけ
エプソンテックフオルムの設立のきっかけは、セイコーエプソンが新興セルビック製射出成形機のユーザーであったことから始まります。新興セルビックの独創的なフラットスクリュ技術と、セイコーエプソンの精密成形技術を融合させることで、新しいソリューションが生まれる可能性が見込まれました。これにより、両社の技術と知識と人材が結集し、新たな事業がスタートしました。
エプソンテックフオルムは、「小さいものを小さくつくる」をコンセプトに、新興セルビックのフラットスクリュテクノロジーをベースに小型射出成形機を進化させてきました。
エプソンテックフオルムの製品は、小型で省スペース、エネルギー効率が良く低消費電力というだけでなく、使用する材料を少なくする、捨てる廃材を少なくするという面からも環境負荷の低減と持続可能な社会に貢献しております。
エプソンテックフオルムの強みは、射出成形機、金型、成形技術を融合した総合的な技術力と、経験豊富な人材にあります。その強みを活かし、お客様のニーズを的確に把握し、それに応えるための最適なソリューションをご提供することを使命としています。お客様の利益を最優先に考えており、おかげさまで多くのお客様と長期的なパートナーシップを築いています。ソリューションのご提供にあたっては、精密部品の共創空間としてTech Studio+® を事業所内に構築し、開発環境を最新の技術とともに提供いたします。
エプソンテックフオルムの成り立ちとバックグラウンドには、技術が深く根付いています。
これからも射出成形の分野で、先進的な技術を提供し、お客様のニーズと信頼に応える企業として進化していきます。
「小さいものを小さくつくる」はこれからの持続可能な社会の実現に無くてはならない技術であると確信しています。
私たちは、射出成形機の技術革新を続け、新しいテクノロジーを提供し続けることをお約束します。